予測が難しい時代を
乗り切るために

青森県上北郡六戸町

有限会社 小向製菓

代表取締役社長

小向 優一 様

青森県上北郡六戸町

有限会社 小向製菓

電話 0176-57-2937

《小日向製菓様の歴史》
昭和40年 
食品販売の小向商店として初代が三沢市内で創業する。
昭和42年 
2代目が修行より戻り、製菓製造販売業に切り替える。
昭和57年9月 社名を小向製菓に変更。
昭和60年10月 
4階建ての新社屋を建て会社を法人化、包餡機を導入し大量生産の開始。
近場の古牧温泉旅館のお茶請けとして卸部門が売上の6割を占める。また、温泉旅館の店舗数拡大に伴い売り上げも順調に伸びる。
平成7年 3代目である小向優一氏が社長就任。

小向製菓様は三沢空港から車で15分ほどの、のどかな田園風景が広がる場所にあります。町おこしとして六戸町が新築住宅に補助をしてくれるそうで、土地価格はなんと坪5000円と聞きます。ですから100坪の土地に建屋が40坪ほどの素晴らしいマイホームが1000万円で建ちます。このような理由からか最近では人口が増加しているそうです。羽田空港から三沢空港までの飛行時間が1時間10分ですから、ある意味、通勤圏内かもしれません。

小向 平成15年位頃より、お得意先の古牧温泉旅館の業績が悪化し始め、卸部門の売り上げが下がり始めました。売上の6割が古牧温泉旅館であったため、「このままでいいのか?」と思案しながらも時が過ぎていきました。
平成19年2月、車で1時間ほど走ったところにある代理店さんの講習会場で七洋さんの勉強会があると聞き、私どもの従業員含め5名で参加しました。
吉安さん、武田さんの話をうかがい、工場に併設している事務所を改装して小売りをすることに決めました。もし、あの講習会に参加しなければ、今の小向製菓はなかったと思います。
平成19年4月第一号の南蛮窯643Yを導入。その年の10月に洋菓子店〝nico〟をOPENしました。オープンと同時に三沢市のお店はやめて、卸の工場と工場併設の店〝nico〟に絞り込みました。
吉安 卸と小売りの比率はいかがですか?
小向 現在は、卸とnico(小売り)の売上比は2:1位です。
吉安 卸のメイン商品とお店のメイン商品を教えて下さい。
小向 卸は、〝アップルクーヘン〟と〝バームラスク〟です。リンゴが丸ごとクーヘンで覆われたもので、成形する時に出るクーヘンのミミは、バッケンでラスクにしています。nicoのメインは〝シュークリーム〟と〝ロールケーキ〟になります。シュークリームは、平日で300個位。ロールは100本以上販売しています。
吉安 今後の展望をお聞かせ頂けますでしょうか。
小向 30数年前に私どもの売上の6割を占めていたお客様が倒産して以降、営業努力で高速道路のSA、JR、空港などに商品をおいて頂き何とかやってきました。
そのような苦しい状況の中、12年前に七洋さんのアドバイスに賛同したおかげで現在に至っております。人手不足、労務環境の整備のために工場スタッフは交代で月9回の休み。お店は昨年度より週1回休業しております。
世の中、すっかり変わってきたと思います。どうなるんだろうと予測するよりも、未来は自分たちで作って行かないといけないと思いました。
そのためには、これからも七洋さんに色々アドバイスを頂きたいと思います。

吉安 物事を良くしようと思ったら、悪いところに目をつむるのではなく、直視して早期に解決しないとどうしようもないですね。人手不足は日本全国的な問題です。長期的に考えると外国人就労者を受け入れるより機械化に力を入れる方がいいとも言われています。
七洋では人手不足でも良い商品が継続して製造できるシステムを開発し、専門店様から大手工場様に対応できるラインナップの充実をしてきております。
近い将来、いや1~2年後にはロボットの時代(パワフル君)や、半自動化や全自動化のシステムが専門店様でも活躍する日が来るのではないかと思っております。

材後記

小向社長様、スタッフの皆様、お忙しいところ快く取材のご協力を頂きまして誠に有難うございました。小向社長は高校野球の名門である三沢商業高校出身。3年の夏は3番サード、キャプテンでチームを引っ張り甲子園球場の土を踏まれた方です。今後は新しいブランドを作り従業員さんと一緒に素晴らしい会社に導いて行ってください!

七洋製作所 東京支店 
営業部長
吉安 宏平

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