兵庫県西宮市
ケーキハウス ツマガリ
電話 0120-221-071
- 店舗写真
- 常に進化を続けるツマガリ様のメニュー
- パリッとした焼き上がりは、バッケンならでは
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オーブンフレッシュパティスリーは
ここから始まった
味に原価計算はない!!
野田 今回は、津曲社長のご長男、泰弘さんにお話を伺います。
昭和62年に甲陽園にオープン。今年26年目を迎えられました。
シュー工房にBACKEN4枚3段の1号機を導入して頂いたのがちょうど20年前で、偶然にも私が搬入・試運転に伺ったので良く覚えております。当時もシューを1000個以上焼成されておりびっくり致しました。
私の勝手な印象なんですがツマガリさんイコール素材と言うイメージがあるのですが如何でしょうか!?
津曲 はい。確かに素材にはこだわっております。高価な物でも、美味しければ惜しみなく使います。
例えば卵も鶏のエサにこだわり、牛乳も自然放牧する牛の牛乳を、バターは十勝のオリジナル、砂糖はアルゼンチン産の無農薬、バニラビーンズも最高級の物を使わせて頂いております。全て自然から頂いた宝物です。
これを日々職人が、情熱と技術を駆使してお菓子を作り上げています。ツマガリ独自の風味豊かなお菓子は、無駄な物が入ってないので雑味がなく、人の体が自然と求める味になって来るのだと思います。ちなみにシュークリームを食べてみて下さい。
野田 (シュー試食)何でしょう、これは。すごく進化しましたね。うまい!としか言いようがないです。
ツマガリさんに伺ったらシュークリームは必ず買います。今回のシューはまた格別ですね! 皮がサクサクでウエハース状態でこれは日本人が、いや世界中の人が好きな食感じゃないでしょうか。香りもすごく良く、またカスタードクリームもぎっしり入り、しっかりコクがあるのに喉ごしが良く!2-3個はかるくいけますね。
20年物のBACKEN入替え!!
津曲 驚いた事が窯の入れ替えで、シュー皮が大きくなり過ぎたんです。BACKEN も進化し続けてますね…。新しい窯の特長に合わせてシューの配合、温度に時間すべて研究し追求しました。完成したのが今回のシュークリームです。美味しいでしょ?!しかしこのシューも永遠ではありません、またすぐに進化し続ける事でしょう。ツマガリはシュークリームがカンバン商品です。美味しいシュークリームを作るのは難しいことです。
常にシューと向き合い鏡として捉えています。シューがおろそかになるとケーキも、焼き菓子も会社においてもダメになる!そう言う気持ちで、毎日1000個以上のシュークリームをスタッフ一丸となり、お客さまへお届けしています。
- ギフト製品も充実
- 素材にこだわったケーキが並ぶ
- スタッフもバッケンも大切なパートナー
素材を生かした焼き菓子
津曲 生ケーキと同様に焼き菓子にもこだわっています、生ケーキのファンが焼き菓子ギフトを買って頂き、全国のファンの方々からもインターネットで注文して頂けます(1日300件以上)。
売上げの90%の焼き菓子があるからこそ素材にこだわれるのです。利益を上げるのは大事ですし、利益がないと素材へのこだわりは難しくなります。高価な素材を使った生ケーキを作れるのは焼き菓子の売上があるお陰です。また焼き菓子だからといってストックはしません、鮮度が命です。機械は生産性を上げると言うより美味しい状態に持っていくために必要かどうかを考えて使います。
それに、25年間、リニューアルはしておりません!外観はそのままなんですが、お菓子は改良し続けてます。リニューアルするお金があればすべて素材と研究にお金をかけてきました、味の追求こそツマガリの使命です。
野田 20年前から納品とゴルフをきっかけに津曲社長からは色んな話をして頂き感謝しております。今回、泰弘取締役とお話をさせて頂き、お菓子に対する情熱に感動いたしました。ツマガリ様が永遠にお客様に愛されるお店でありますよう頑張って下さい。
取材後記

取材
(株)七洋製作所 大阪支店 支店長
野田 健二