『スチームラック5枚差しに感動!』
チャンスをチャレンジに
変えてきました。

京都府与謝野町

御菓子処 大槻菓舗

代表者

大槻 喜宏 様

京都府与謝野町

御菓子処 大槻菓舗

電話 0772-46-2231

大槻  修行を終え、実家の大槻菓舗にもどり、親父と我武者羅に仕事をし、ぶつかり合ってばかりいた事を思い出します。今では良き思い出です。父が亡くなり、これからの方向性を考えてる時に七洋さんと出会い!スイッチが入りました。…運命を感じます。

実演会(七洋さんとの出会い)

大槻  案内状が届き、カステラの実演をするとの事!当時、他社のオーブンを使っていたものですから上手く焼き上がらなく、即!参加を決めました。行ってみると実演だけではなく、スクリーンにて解り易く販促や接客なども提案しておられ、窯屋さんとは思えない実演に興味が沸いたのが始まりです。目当てであったカステラの上がりも今までやって来た事は何だったのだろうと…機械の重要性を痛感。しかし、作っても売れない時代に突入していたものですから、店売り注文菓子すべての売上げも落ち込み、窯の入れ替えなど考えられませんでした。七洋の営業の方に、お店を見るなり「売りたい商品は何ですか?」と聞かれ、戸惑いながら「どらやきです。」と答えたものの…即!「明確でないので明確にしますと・・・。」言い直したことを覚えています。

福岡見学が大きな転機

大槻  お店に入り込み無我夢中でお菓子だけ作っていましたから、他店を見る事などした事もなく、七洋さんから「福岡に来ませんか?」との一言でご案内をお願いしました。百聞は一見にしかず!「五感」・「接客」・「わくわく感」、それぞれのお店が個性を出され明確な売れ筋商品を出来立てで販売したりと、作る事しか考えていない田舎の職人には目から鱗でした。その中のヒントが「地産地消で地元の素材でお菓子をつくり、明確に販売する」と言うアドバイスでした。
店に戻り、役場に直行し地元の食材でお米を紹介して頂いたのが与謝野町産『京の豆っこ米』という米でした。カステラやお菓子に地元の京の豆っこ米(米粉)を入れて焼き上げ地産地消の商品化に手がけると同時に、思い切ってマルシェ台を導入!明確に売ることを実践。恥ずかしながら高額な窯には手を出す勇気がありませんでした。

高品質な物を焼き
お客様に伝えたい

大槻  マルシェ台を導入し、お客さんの反応が即!耳に伝わって来ました。明確に売るとはこう言う事だったのかと商品力+演出(ディスプレイ)それにおもてなしの試食。一生懸命に作ったお菓子を如何に解りやすく美味しく伝えるか方向性の第一歩が動き始めた瞬間でした。マルシェ台をきっかけに翌年、意を決して五感ゾーンの構築として、バッケンスルーのフルオープンタイプを導入。明確に焼き立てのシズル感を店に出し、美味しい焼き立てをお客様に味わって頂きたい、その思いが攻めの販売へと加速。窯の入替で商品力が上がりお客さまからすぐに「美味しくなったね?」と、反応は上々でもっと良い商品を作る意欲も出ました。

伊根町で育った古代米『紫小町』、紫小町から作られた日本酒『伊根満開』の酒粕を活用しプリンを試作、地域の新しいブランド商品で地域活性化を目指す。

大槻  地元の酒蔵さまから酒粕をお菓子にして貰えないかとの相談が来ました。酒粕純米ロールカステーラ・酒粕プリンを試作しましたが、納得が行きませんでした。そんな時にスチームラックZEN のプリン試し焼きを見てその素晴らしさに驚き、口どけの違いを見せつけられました。「これならいける!」と大阪支店に何度も足を運び、スチームラックで焼成させて頂きました。
そして、私たちにとってまたもやタイミングよく、「5枚差しのスチームラックオーブンZEN」が発売されたのです。はっきり言ってスチームラックオーブンは大手様の道具としてしか見てませんでしたので5枚差しには感激でしたね。七洋さんにしては意外とリーズナブル・オ・ト・ク感もありました!?即1号機として導入!!蒸気を入れ饅頭やロールの焼成、南蛮窯とは一味違った焼き上がり、お菓子に合った使い分けをしております。お陰さまでチーズプリンと共に酒粕プリンの反応はお客様に好評で以前に比べると口解けが良く、ふわっとした触感に仕上がり、味だけではなく時間短縮、湯煎のお湯を張らなくて良いし安全です。お客様にも好評で短期間で倍の数が出るほどにプリンが成長しております。
最後に七洋さんとの出会いにより失敗を恐れないチャレンジする気持ちになれたのも、人生において素敵なポイントだったと思います。前担当の竹内さんと西さんに感謝です。また新しくなる大阪支店に期待致します。
野田  今の時代に売上げを上げることは容易ではありません。大槻菓舗さんに伺いましたが田舎で良い場所とはいえません。この地で売上げを倍に伸ばしたチャレンジする息子さん、一緒にやって来られたお母様、奥様の協力の賜物です。また亡くなられたお父様と我武者羅に生き方をぶつけ合った時が今を支えてると思います。これからは家業から企業へと少しづつ人も増やして明るいお店、素直な気持ちのままに輝いて頂きたいと思います。今回の取材で家族の暖かさを再認識しました、私も大阪単身赴任なもので博多に帰ったら家族孝行させて頂きます、大槻ご家族様に感謝です。

材後記

七洋製作所 大阪支店長
野田 健二

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