「どうしてあの店はいつも
お客が多いんや!」と、
言って頂けるお店づくりを
目指してます。

大阪市淀川区

お菓子のアトリエ ハンブルグ

代表取締役

小西 久夫 様

大阪市淀川区

お菓子のアトリエ ハンブルグ

電話 06-6308-5570

小西  大阪・十三の地に店を構えて今年で31年目になりました。小さくスタートしたお店も現在は十三本店のほか、三国店・千里店・あまがさき阪神店の計4店を運営。スタッフも総勢60名で頑張っています。これまで、より多くのお客様に喜んで頂きたいとの考えで駅前を中心に店舗の展開を進めてまいりました。

竹内  十三と言いますと阪急の京阪神の乗換駅となっていて人通りも多く、昔ながらの店や住宅も多い、ある意味大阪らしい場所のように思います。

小西  昔から住んでいる人が非常に多い地域で、創業時から地域のお客様に育てていただき、店舗や厨房の増設とともに今日に至りましたが、本店の立地が商店街の外れにありお客様の利便性も悪い事、また店舗の成長に併せて現状の体制ではお客様に対してのタイムリーな対応が難しくなってきた事等を考えて移転のタイミングはずっと考えておりました。

竹内  本店を移転すると言う事は大きな決断だと思いますが、具体的に主な目的をお教え頂けますでしょうか?

小西  もちろん、地域に根ざした店づくりが根本ですので、条件は、
(1)今の場所から離れていない場所。
(2)焼きたて感を見せる為に厨房併設のスペースが取れる事。
(3)明るく開放的な店舗デザインが可能な、どこからでも分かりやすい場所。
この様な条件を満たす物件はなかなか見つかりませんでしたが、今回、一本道路を隔てた近隣地に良い案件が見つかり、熟慮した結果、、30年育てて頂いた本店と2号店を統合させる形で移転し、全てにレベルアップを図る事を決断しました。レイアウトは、これまでの狭い路地から広い道路沿いに面する為、店舗は間口を広く取り、LED照明導入で明るく入りやすくしました。道路側からも厨房まで動きが見えるよう工夫。以前は実現がしずらかった焼ギフトの展開へ持って行く為に、店舗奥にスルーオーブンを設置し、そこから生と焼きをしっかり分けて視覚から明確に分かり易くレイアウト。オーブンの前にはクッキー類を中心としたデイリーからギフトのマルシェを展開し、そこからギフトケースへ繋いでいます。生はロール・プリンから季節を見せるPGを明確に出します。また、その正面にオープンケースを展開して夏はゼリー、それ以外の季節ではチーズケーキを中心に半生商品菓子をしっかり提案して掴みから入って行けるように検討しました。喫茶を併設しますが古い人付合いの多いこの地域ではやはり必要です。しかし、店舗と一緒にならないようにレイアウトし、メニューも店内で購入頂いたお菓子にドリンクをセットにしたシンプルなメニューにする事でスタッフにも負担にならず、またお客様の回転も良いイートインとなって賑わいが出るのではと考えました。

竹内  今回、バッケンスルーF24Tとマルシェ台シンプルRタイプ1500 を、早々に導入を決めて頂きました。

小西  先ほども申しましたが、今回の店は焼菓子とギフトを売っていく店にしたい。その為にはまず一番にオーブンと売り場の構築は不可欠。それには七洋さんのオーブン+マルシェの重機提案が一番分かりやすいのです。機能と焼成に際してはこれまで3台使用させて頂いているので理解しています。落とし込みは、厨房の機能性とライブ感のインストールを重視し、スルーオーブンは店のコンセプトカラー仕様に、マルシェ台も七洋さんに見せて頂いた新タイプのRガラスタイプでお菓子が取りやすい仕様にしました。レイアウトはこれを軸に進めて行ったのです。

竹内  有難う御座います。2010年3月に移転オープンされました。今年の夏は猛暑も重なり厳しい条件だったと思いますが状況は如何ですか?

小西  近くとはいえ移転でしたので不安はありましたが、オープン初日から多くのお客様にお越しいただき、改めて地域のお客様に支えて頂いている事を実感しました。オープンして半年ほど経ちましたが、確かに夏の暑さはこたえましたがお陰様で移転前と比べ売上・客数ともに2割増しで推移しています。焼菓子は以前の店と比べて動きが速くなりました。特にオーブン前のマルシェの動きが良くて、お客様が必ずといって良いほど前に立たれて手に取られてますね。1日3回は補充をしています。その動きに乗じて主力の「なにわの名工バウム」を中心にギフトも伸びています。窯の前ではよく子供さんが覗かれてますよ。生ではズコットケーキと北野ロール、そしてオープンケースでは今夏はゼリーが本当によく動きましたし、秋に入ってからは半生のベイクドチーズケーキが良く出ています。これは当初から狙っていた方向ですので、まずは良いスタートが切れたと思っています。
私の考えはあくまでも地域のお客様に喜んで頂く事です。その上で、同業者の方からも「どうしたらあんなにあの店は売れるんや!」と思ってもらえるような店を目指していきたい。私自身もそうですし、同業者の方が気になるのは認めてもらう事になると思うんです。お菓子屋さんはやはりいかに「旨い」お菓子をしっかり作れるかが大事だと考えてます。その強化の為に、9月には店舗横のスペースを更に厨房に拡張しました。より地域密着の店づくりを進めていく為の基地として本店を育てていきたいと思います。

竹内  「地域密着」「分かりやすさ」を追求したハンブルグ様の今後の展開から目が離せません。本日は有難うございました。

材後記

(株)七洋製作所 営業次長
竹内 浩

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