【re:born】(再生)

山口県山陽小野田市

トロアメゾンTMスタイル

代表取締役

水上 隆男 様

山口県山陽小野田市

トロアメゾンTMスタイル

電話 0836-73-2034

「ただいま夢の卵、育成中。2008年秋、約1ヵ月半、一時休業いたします。厚狭自然菓子『トロアメゾン』は、1997年11月に現在地に移転して今年で11周年を迎えます。そこで、心ときめく新しい美味しさをこれからもお届けできるよう、店舗を改装し、”re:born”することになりました。リニュー アルではなく、リボーン(再生)。その言葉に、始めた頃を見詰め直し、まっさらな気持ちで生まれ変わろうという思いを込めました。」
トロアメゾン様が昨年の秋にリニューアルされました。
今回の改装では、外観は以前のイメージを残していますが、店舗、厨房、2階のバックヤードを含めほぼ全面改装されています。建築面積は店舗部分を9.9平方メートル拡張されただけなのですが、格段に広くなったように感じます。

水上社長にお話を伺いました。
この改装構想、実は10年くらい前から考え始め、5年前位から具体的になりました。もちろんその間では、一年おきぐらいで小規模なリニューアルを繰り返し 行ってきました。代表的なリニューアルでは御社のバッケンヨーロピアンタイプを使い店舗内でシューや、焼き菓子を焼く事で集客数を上げる事が出来ました。 この改装は今回のリボーンに繋がる物だったと思い出されます。

今回の”リボーン”のテーマは、
1: 「お客様にとってわかりやすく、必要とされる店にすること」
2: 「社員さんにとって働きやすく、楽しく仕事が出来る職場にすること」
3: 「取引業者様にとって、良い取引先と思っていただけること」
4: 「収益が上がることで社員さんの待遇を向上し、さらに、未来への投資ができること」
5: 「菓子屋としての本質の追求をすること、その為に本気の実践をすること」
以上の5点です。

そのためには、「仕事をデザインすること」(明確化、見える化、数値化)が不可欠です。
前の厨房では、焼成部門は奥にありましたので、焼きの厨房からは今何が売れているのか、分かりにくい状態でした。今回、焼きの厨房を前面に持ってきまし て、みんなの意識が変わったと感じています。当社のメイン商品は『生シュウロール』ですので、やはりこの商品に対する鮮度は一番大事にしていますし、これ だけは絶対に切らしてはなりません。この厨房にしてから焼成部門からも『シュウロール』のケースがよく見えて優先順位が皆に伝わって来ます。「生と焼き」 の生産に対しての意識が離れていたのが、今回見事に融和しています。

店舗も広くなり、エレガントで立派なお店に生まれ変わりました。この部分で今までのお客様に敷居が高くなったと思われては、田舎立地の当社では、困るので す。そこで、カジュアルな演出をしてくれているのが、バッケンウィンと焼立てマルシェ、掴み冷ケース、生シュウロールのフレンドリーコーナーです。特に昔ヨーロピアンでやっていた焼立てが無理なく出来るバッケンWINで、お客様に五感を感じていただいています。

また、正面入口の円形1800マルシェでは、お客様にとってわかりやすい店をテーマに、メインギフトに育て上げる4品を提案しております。これはお店側からのメッセージであり、売りたい商品を明確にするという事で、お客様と噛合うわけです。商品の置き方では、今まで「一つの商品は、一箇所にしか置いてはいけない」というふうに思い込んでいました。実はその呪いを解いてくれたのが、御社の内山社長だったのです。

お蔭様で商品アイテムを整理統合する事が出来ました。焼き菓子においては、30アイテムから15アイテムに減らした反面、詰め合せのバラエティーを増やし たことで、豊富感をアップしました。また原点の1個の商品から売っていくマルシェが非常に活躍しています。生菓子においても50アイテムから30アイテム に絞り込む事が出来、生産効率が非常に良くなりました。貴重なアドバイスをいただきまして、本当に感謝しています。

材後記

トロアメゾン様、社長を先頭に皆さん頑張っておられました。水上社長が言っておられた「仕事の流れをデザインする」の言葉通り、「効率よく仕事をこなしておられるな」というのが私の感想です。現在のメンバー焼成部門4名、仕上げ部門4名という少数精鋭で切り盛りされています。
それと特筆は、バッケン2台、南蛮1台、ZEN1台で、現在34枚の差数を持っておられます。焼きに関してのチャンスロスが無い事、凄いです。
遅くなりましたが、新年明けまして、おめでとうございます。今年も宜しく御願い致します。

(株)七洋製作所  営業部次長
吉原 敏郎

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