新しい和菓子屋さんを創りたい。
スチームラックオーブンは
その切り札です!

福岡県北九州市門司区

有限会社 なごし

代表取締役社長

名越 一智 様

福岡県北九州市門司区

有限会社 なごし

電話 093-321-3292

創業から今年で80年。当初は和菓子卸でスタート。

名越 門司の地で私の曽祖父が和菓子の卸業として創業しました。私の代で4代目となります。創業時から最中やどら焼きといった和菓子を中心にアイスクリームや饅頭、団子類、焼菓子と色々なお菓子を作り販売してきました。その後今から35年前に先代がはじめて市場内に直売店を設置、その5年後に本店を開店させ少しづつ地域の方との直接の繋がりを持っていきました。10年前で卸と店売りの売上比率が6:4だったと思います。

最初の転機。

名越  オーブンは本店出店時にはじめて南蛮窯を入れましたがあまり稼動せず。しかし私が修業先から戻ったその10年ほど前から先代が新たに包餡機を使い乳菓やパイ饅頭を売り始めました。主力の餅菓子へと繋ぐ為に七洋さんのシュークリームやプリン等も積極的に取り入れ、店舗の売り上げが徐々に上昇。店舗売上比率を上げていきました。

主力商品構築。

名越  ただ、主力商品を持たなかったので特徴を打ち出すことが出来ず、なにか目玉商品を作りたいとあれこれ試行錯誤の上でフルーツ生大福を開発。特に「抹茶生大福」は先代と一緒に創り上げ、納得の商品に仕上がりました。その販促をフリーペーパー等で仕掛けつつシュークリームやプリンに加えロールケーキ等のおやつ半生菓子を同時に攻めて集客を展開。徐々に動きが変わって行ったと思います。

新たな転機を逃さず仕掛ける。

名越  5年前から、卸をほぼ解消して店舗のみの運営となりましたが、厨房が南蛮622と包餡機1台。包餡機もフル稼働ですが焼きが全く間に合わずチャンスロスが目立ってきた為、思い切ってバッケンF24に入替えて生産体制を整備。一気に倍増の能力にしました。

移転の決断。

名越  順調に売上を伸ばしていきましたが店舗が伸びていく中で厨房は動線の悪さ、店舗は入りにくさと狭さが目立つようになりました。そこで近隣地に店舗の移転を検討。設計に際し広さは勿論、以下のポイントの取り入れを考えました。

(1) 厨房…和菓子・洋菓子が同時に生産・包装作業が出来る動線を確保する。鮮度の提供。充分なバックスペースの確保。
(2)店舗…外からでも店内が見えるように明るく全面ガラス張り。商品が取りやすいディスプレイ展開。
(3) 駐車場…お客様に迷惑をかけない充分な台数の確保。

今の売上の2倍以上でも余裕がある厨房・店舗。その為には更にオーブン増設と店内の仕掛けが必要と判断し、南蛮622スルーエヴォリューションを店舗と厨房の間に設置。主力単品を仕掛けていく為に円形マルシェ台を新たに導入し、2011年2月に移転オープン致しました。

移転1年半でのスチームラックオーブン増設。

名越  お蔭様で順調にスタートしましたが、想定以上に焼菓子が伸びオーブンが追い付かず窯待ちが目立つように。しかも新たに発売した新商品”バナナのたたき売りのはじまりどころ(乳菓)”が好評でチャンスロスも発生。どうにかしないとと考えている時に七洋さんから新たにスチームラックオーブンの話を聞き、”ピン”と来ました(笑)。”焼き蒸し”のコンセプトに共感! もっと売りたいし焼きの主力も育てたい!との想いで、まだ移転1年半でしたが今やらなければ絶対後悔するとの思いから、2012年10月にスチームラック10枚差しを導入しました。早速焼菓子の強化に威力を発揮しています。”バナナのたたき売り”は生産が日2000個まで伸び、既存2台の南蛮窯・バッケンとのコンビも非常に良い。今後は和菓子の素材を取り入れた”焼き”と”蒸し”を取り入れた商品も揃えていく予定です。これからの戦力になっていくと期待しています!

今後の目標。

名越  これはもう、”和菓子屋さんのブランドを上げたい”この一言に尽きます。私は洋菓子屋さんでの経験はありませんが、とかく和菓子屋さんは賑わいが少ない。これでは新しい人も入ってきません。和素材を使った新しいお菓子をスルーオーブンやスチームラックオーブンを使ってどんどん創造し、”新しい和菓子店”を創って行きます!

材後記

新店舗は想定どおり非常に明るく、商品にも一つ一つに物語を感じます。社長は常にアグレッシブ。勝負のポイントを外さない努力。地域と共に次の時代へ向かう意欲も非常に伝わりました。これからの展開も大変興味深いです。有難うございました。

七洋製作所 本社 営業次長
竹内 浩

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