Vol.17
「目指せ1店舗年商1億円」
「目指せ1店舗年商1億円」
「店は年をとる」という言葉があります。オーナーが若い頃は元気もよく店も活気がありそれに引っ張られる様に、お客様が来店します。
しかし人間に老いが来る様に、オーナー自身が年をとり、お客様自身も年をとる、そして店舗自体も老朽化してくる、もっと簡単に言うと今まで100個買っていたお客様が、5個になり、やがて3個になり最後には来れなくなるといった現実は、お店を回っているとよく聞きます。店が年をとらない方法はあるだろうか、私自身そういった思いで精力的に店を回っています。そしていつも私は、お店を回る中で、絶対に厨房からは入りません。お店の正面から入り、「日本で一番厳しい「消費者」であるという気持ちでお店を拝見致します。こうやって店を何万軒も見ていると、オーナーと会わずとも、お店の日商やオーナーの姿が想像できるようになりました。お店は正直です。そこに全てが表されています。そういった目で見ておりますと、必ず売場には死に場所(お客様が集まりにくい場所)が存在します。繁盛店とはその死に場所に、碁盤の目を打つ様に一つ一つ手を入れ、なくす為の工夫をし続け、努力をされている店だと思います。
一般的な洋菓子専門店の元気のいいサイクルは昔は10年、現在は5年から3年くらいかもしれません。「あの店は昔流行っていた」と言う言葉をよく聞きますが、なんとも淋しい響きです。そう言った洋菓子業界全体の流れの中で、最も活気と元気を感じる洋菓子店は1店舗で丁度年商ベースで1億に手が届きかけている個人店は、非常に活気にあふれています。やがて徐々にその店が生の販売戦略から、ギフトの販売戦略を構築しだし、パッケージであるとか、店舗スペースを大きくとか、なさいます。確かに売上もまた上昇していきます。最近ここのところで一つ気づいた事がありました。ギフト戦略をあまり強調し過ぎると、店がおとなしくなると言う現実です。これは言葉を変えますと店が年を取ると言う事です。確かにギフトが売れる店は、全てのオーナーの方々が全員目標とされていますし、これが達成できないと本当の意味で安定経営とはいえません。しかしここのところでオーナー自身のバランス感覚が非常に大切になってくると思います。商売には決め所、落とし所、この二つのバランスが最も大事ではないかと思うからです。洋菓子店の場合、決め所→生=活気、落とし所→ギフト=品格、この二つの表現のしかたをどんなに売上が上がっていても、同じレベルで表す事が大事な気がします。売上が停滞している時は決め所、落とし所のバランスを再度チェックする事が大事な事かもしれません。
若いとは活気があり元気な事です。老いとは静かになり品格がある事だと思います。店は年を取りますが、しかし考え方と努力で必ず若返る方法があります。私が目指せ1店舗年商1億とタイトルに書きましたのは、それ以上の売上のお店も、それ以下のお店も、丁度1店舗で年商1億に手が届く店の元気とパワーを再度参考にする事が非常に大事な事ではないかと思ったからです。
我社では営業スタッフ全員でどうやったら店舗が改善できるかを勉強し、絶えず意見を出し合い、その形をパソコンにより伝達する営業体制を持っています。どうかお客様のもとに当社のスタッフがお伺いした際には、是非店内のレイアウトについてお尋ね下さい。きっと明確な答えを持っております。
人を教育する中では長所を伸ばすという事が大切です。店舗の場合は店内にある死に場所(デッドスペース)を最高の良い場所にするくらいの発想で行かないと、改善は出来ないと考えております。
私は今からの店舗は一つの店内にエレガント(品格)とマルシェ(市場)この二つの顔を持ったお店ではないかと思います。
飛行機が降下を始めました、やっと長い出張も終わりです。



