Vol.46
三本の矢
お店の正面から入る
お店には色々な個性があります。それはまさにオーナーの生き様でありトップの考え方の集大成であると言えます。全国を歩いて、本来であれば業者の立場ですから、裏の厨房から入るのが道理かもしれませんが、私は必ずお店の正面から入ります。お店に入るまでの外観、ドアを開けた時に広がるそのお店の主張や接客、そしてお店に漂う季節感、そしてシズル感。お店が持っているものを私自身の五感で感じオーナーにお伝えすることが、一番大切な仕事と思っております。
超繁盛店の共通点
超繁盛店のお店のオーナーの方々からお話を伺っておりますと、一つの共通性を感じます。”お客様はこんなお菓子が好きではないか”という迎合する気持ちではなく、お客様にたいして”次はこの様な味を楽しんで頂こう、この様な店づくりをして、こんな気持ちで喜んで頂こう”と言う気持ちを持っておられることです。文章ではこの違いはなかなか表しにくいですが、お客様の好みに合わせるのではなく、お客様に対して新しい好みや店づくりを発想し、実行提案していくことをなさっていると思います。
物事を発想していくことは大変難しいことだと思います。今回は物事を発想することについて考えてみました。
三本の矢
物事の例えに”三本の矢”という話があります。一本では矢は簡単に折れますが、それが三本に重なるとそう簡単には折れない。
一つの商品や物事の考え方は、その事柄を中心に、あと二つ絡ませることにより強化されます。その二本絡ませるという考え、そこに発想やアイデアが生まれるのではないかと思います。
例えばギフトの強いお店であれば、あと二本強化するとすれば①プレゼント(ちょっとした手土産)②デイリー(自分で買って食べるもの)ここに二つの発想が生まれます。店売りが強い店であれば、あと二本強化するとすれば①注文(冠婚葬祭)②催事販売となり、最近では新たにインターネット販売が必要ではないかという発想が生まれます。
こうやって三つの関連する事(三本の矢)を次々に考えていきますと、今やらなければいけない問題が見えてきます。そして課題が明確になれば、自ずと発想が生まれてくると思います。そして最終的に最も重要な事は、発想を形にする実行力とスピードだと思います。
こんな言葉があります”拙速(せっそく)は巧遅(こうち)に勝る”。やはり、多少粗削りであってもスピードは非常に大切だと思います。このことは菓子づくりでも同じことが言えるのではないでしょうか。
七洋の新たな三本の矢
弊社は、高性能の南蛮窯やバッケンというデッキオーブンにこだわり製造販売してきました。2年前、本社工場移転拡張に伴い、設計や研究スタッフの強化を行いました。そして今回のモバックショウではバッケン、南蛮窯、スチームラックオーブンZENの他に①高性能トンネルオーブン(リムジン)②トンネルの前工程、後工程(デボジッター、充填機)を出展いたします。
また、ECOをテーマにしたバッケンやマイクロウェーブを使用したカステラ焼成、また、回転するマルシェ台など、新しい試みにも挑戦いたしております。新たな”七洋の三本の矢”を大阪モバックショーで是非ご覧ください。スタッフ一同心よりお待ちいたしております。
お私の好きな三つの言葉
①「チャンスは貯金できない」
物事の成否は、チャンスの時にいかに行動に出るかの決断と行動が大切である。
②「拙速(せっそく)は巧遅(こうち)に勝る」
③「あなたが行きたい高さ、それがあなたの人生の高さである、だから人生の目指す所は高くなければいけない」
私どももより高い志をつくり、より高い目標を目指していきます。
本年も社員一同全力で頑張ります。よろしくお願い申し上げます。
1月の大阪は非常に寒く、新大阪から博多に向かう最終の新幹線の中で冷たいサンドイッチを食べながら、エッセイを書いております。うっすら雪も降ってきました。
ご健闘をお祈りいたします。



