これからもバッケンの
浮かす力・安定性で
商品力を付けたいと考えます。

韓国

株式会社アンスベーカリー

代表取締役社長

アン チャンヒョン 様

韓国

株式会社アンスベーカリー

電話 82-32-851-0045

野田 今回取材させて頂きます「アンスベーカリー」様は、1992年、仁川にて1号店をオープン以来、20数年の間お客様に愛され仁川地域でブランドとパワーを持ち大きく成長されました。お店の外観はお洒落な雰囲気ですが、店内に入ると力強いパンがお客様を魅了します。日本の繊細なお洒落感とは違うパワーとボリュームで圧倒されます。品揃えはパンを中心に洋菓子も展開されています。

金浦空港のロッテモールやソウル市内のロッテ百貨店などにも積極的にお店を出され、ソウルへの進出も活発で、現在セントラル工場の他8店舗を運営されておられます。

アン 日本での修行時代から「バッケン・南蛮窯」の噂は聞いておりましたので、お店に導入しました。第一の目的はお菓子の品質を上げることでした。バッケンの性能は見事に私の期待に応えてくれます。洋菓子の品質を上げることも大切ですが、更にこれを安定させることが難しいのですが、バッケンなら大丈夫です。

韓国でもカステラに力を入れており進物でもよく売れます。しかし、カステラは焼成が難しく安定しません。今回の「バッケン」導入の意図としては、若手のスタッフでもベテランスタッフに負けない美味しいカステラが安定して焼成できる!窯の素晴らしい性能を取り入れたいと考えたからです。

また、ケーキの基本となるスポンジ・シートの安定性を追求することも導入意図の一つです。年に一度の誕生日に美味しいスポンジをお客様に食べて頂きたいし、その期待を裏切ることはできません。ロールケーキも好評でいつも浮きが良く口どけの良い安定したシートを焼くように努めています。

「バッケン」の導入は、安定した商品、グレードの高い商品の提供を実現させてくれました。韓国でも口どけ、しっとり感は大事になっております。これからも「バッケン」の浮かす力、安定性でもっともっと商品力を付けたいと思います。

野田 アン社長が教授をなさっている大学の生徒さんが週2?3回、製造スタッフとして「アンスベーカリー」様の現場に入られており、大学の勉強と職場の実践を体験しています。そのままよければ「アンスベーカリー」様に入社するというシステムをとられてます。

その生徒さんたちが、11月13?17日に日本(関西)研修で来日されました。初めて来日される生徒さんや若手の製造スタッフがほとんどでしたが、このような研修システムにより有望な新卒の社員さんが入社されておられます。前向きで目の輝きが違うと思いました。日本も人手不足が深刻化していますが、前向きに行動されるトップがリーダーシップをとる魅力ある店に若手がついて行くのだと強く感じました。こうなれば現場の雰囲気も良く、若手も多く活気があります。

アン社長の人柄とカリスマ性もありベテランから若手までの風通しが良く居心地の良い職場です。定着率も高く、このようなトップの考え方と行動力が8店舗を支える力だと感じます。

そして、日本(関西)研修の2日目に私どもの大阪支店に来社されました。今回の来社は来年の設備を考えての訪問ということでSRZ-SE(スチームラックオーブン20枚差)の焼成とバッケンカッターのテストです。

弊社菓子製造担当の西によるカステラシート焼成実演が行われました。カステラの唯一の弱点は焼成が長時間にわたり、約60分かかるということです。今回はカステラの生地作りからシート状での焼成法・考え方・売り方の提案・試食を行いました。焼成は高圧蒸気を入れながら焼く、弊社の『焼き蒸し提案』で、固定窯ではできない蒸気焼成での利点なども話をさせて頂きました。

お昼ということもあり、弊社製造の芳賀が茶碗蒸しを蒸し上げ、お昼のお弁当メニューに加えさせて頂き、若い生徒様に好評でした。このようにスチームを使うことはこれからの、和・洋・パン・外食様にもお力になると確信しております。時間の都合でパンが焼成できなかったのは残念です。

材後記

 アン社長とお付き合いさせて頂いて4年になりますが活気があり、若手が多く元気なお店です。アン社長の人柄を中心に工場・会社の皆様全員の団結力(雰囲気作り)だと感じます。韓国の方々も素敵なパン・お菓子を作られます。このように日本だけでなく、韓国でも私ども「バッケン」の性能に高いご評価を頂けたことを大変嬉しく思いますし、なによりもたくさんのお客様がお店にご来店され、これほどご繁盛されているところを拝見すると、ちょっと誇らしくもあります。更なるご発展をお祈りいたします。是非!韓国に行く機会がありましたらアンスベーカリー様に立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

(株)七洋製作所 大阪支店 執行役員
野田 健二

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