"ケーキ屋さんの概念"を変えたい、
との想いを持って頑張っています。

福岡県遠賀町

株式会社 マキ・マキ イズム

シェフ・ド・パティシエ

山崎 聡 様

福岡県遠賀町

株式会社 マキ・マキ イズム

電話 093-293-7775

ロールケーキ専門店として
スタートしたきっかけ。

山崎  「マキ・マキ屋」として福岡県遠賀町で創業し今年で10年目です。
当初はオーブンは1台のみ、オーナー以下3名でスタートしました。ロールケーキのみで始めたきっかけは、フランス菓子をロールケーキで表現出来ないか? それだと少人数でお店を回せるのではないか? という考えからでした。折からの不景気とも重なり買いやすいロールケーキを求める流れも手伝って上手く成長していく事が出来たと思います。お店の立地は決して良くはありませんが、オーナーの考えとして「良いものはどこででも売れる」との信念で決めたそうです。

商品戦略は?

山崎  ロールケーキ屋として考えると種類は出せないが、ケーキ屋として考えたら種類はあった方がいいのではないか?との発想から、多品種で展開しています。

ロールケーキ=シートは約10種類焼成で、
品目は32種類(冬はプラス4.5種類)。
PG =ロールケーキカット含め36種類。
焼菓子=焼きドーナツも含め約30種類。

新商品は季節提案も含め常に2.3種類を入替えてアイテムの鮮度維持を整えています。

スタッフ体制について。

山崎 2店舗で現在約60名です。製造20名、販売40名をローテーションで組んでいます。

10年目に新店舗を計画・オープン。

山崎  1店舗体制が理想で頑張ってきましたが、昨年から本店前の道路が行き止まりになる工事が行われる等環境が変わりつつある為、今後の動きを考えました。売上が下がる事を防ぐ為に新たな店舗を考えましたが、その際に考慮したのは

ロールシート焼成=本店で製造。
焼菓子=新店舗で焼成。
その他生関係=両店舗で製造。

その為に本店から20分範囲の立地に出店が必須。そこで新店舗の立地を探し、条件に見合う物件が隣接する北九州市で見つかった為、本年4月に「三ヶ森店」をオープンする運びとなりました。

新店舗のコンセプトは?

山崎  この地域は洋菓子店が多いので、まず当社としてはケーキ屋さんとしてかぶらない店舗を目指しました。
それは単純にケーキ屋としての概念を変え、”分かりやすさ”をはっきり伝えるレイアウトに徹しています。

スルーECO バッケンの導入。

山崎  まずスルーオーブン導入の目的としてデザインが一番でした。焼き上がりが常に見える事は臨場感に繋がります。、本店では実現出来なかったお客様との距離が確実に近くなりました。とにかくお客様の受けがイイです(笑)。その上でこれからの時代が求めるECO 機能との事で、常に前を走る考えの当社のイメージにもピッタリです。「アイドリングカットシステム」や「ECO タイマー」といった省連力システムも消費電力を抑えられ、オーブンの使用ウエイトが高い当社の使用状況では助かってます。重ねて液晶パネルが凄く使いやすい。出力が抑えてある事で当初焼き上がりの影響も気にしましたが、問題はありません。

新店舗オープン
1ヵ月後に新工房の計画。驚きました!

山崎  新店舗を立ち上げて本来なら本店の売上ダウンを見込んでましたが、予想に反し逆に上がりました。新店舗もおかげ様でオープンより非常に好調で生産が全く追いつかず夜通しで製造しても間に合わない状態が続き、当社の考えとして残業は最低限で考えていますのでこのままでは秋以降の厳しさが目に見えてきた為、当初は三ヶ森店でオーブン増設を考えましたがスペースが厳しく、スタッフのモチベーション維持も考えてこのタイミングでセントラルキッチンの設定を決断しました。丁度のタイミングで本店と三ヶ森店の中間で物件が見つかり、両店舗への商品供給を目的に前から気になっていたスチームラックオーブン20枚差しの導入を決めました。スチームラックオーブンに関しては七洋さんやいろいろなお店の方よりお話も伺っていたので導入に際して全く不安はありませんでした。6月中旬にスチームラックオーブン始め機材を搬入し現在稼動の準備を進めています。まだ準備段階ですがロールシートは20段焼成で3分の時間短縮。浮きも良い。プリンも従来より焼成が6分短縮し品質も向上。今後にすごく期待をしています。

今後の目標。

山崎  製造部門の強化により今後ギフトにも力を入れていきます。ロールケーキはこれからも柱ですが、当社らしい焼菓子を構築してプラスアルファを攻めていきます。時代はますます変化していくと思いますが、従業員とお客様が常に幸せを感じる会社を目指し、日々楽しく皆でこれからも頑張ってまいります。

材後記

店舗・商品・スタッフ様がとにかく明るいです。商品・店舗コンセプトとも"他とは違う"を徹底的にこだわっておられる印象を受けました。商品構成も明確で分かりやすい。量販店との差別化が必要ななか、戦略は今後の専門店の考え方としても参考になると思います。マキ・マキ屋様の今後の展開が非常に楽しみです。この度は有難うございました。

(株)七洋製作所 本社 営業次長
竹内 浩

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