いろいろなことを学ばせていただきながら
「那須」のブランドを
作り上げていきたいと思います。

栃木県那須郡

株式会社 庫や

代表取締役

手塚 清 様

栃木県那須郡

株式会社 庫や

電話 0287-64-4848

内山 五峰館のオープンはいつでしたでしょうか。

手塚 平成6年にオープンしましたから14年になります。

内山 「御用邸チーズケーキ」始まりは、わたくしどもの取り組みがきっかけだったのですが、14年経って売り行きはどうでしょうか?

手塚 おかげさまで順調に販売が伸びてきました。私は、ケーキ屋でもパティシェでもなかったのですが、お客様に喜んでいただける何かをつくりたかった。この那須高原で名物をつくろうと。それが、お菓子であり、結局チーズケーキになりました。

内山 ケーキのことを知らない人間がどうしてお菓子に着目したのですか? なぜチーズケーキだったのですか?

手塚 直感です。直感というのは、やま感ではなく経験からくる直感です。わたしは昔から食べ物が好きで、日本中、世界中をうろうろしてきました。その中で、ひとつの商売のビジネスモデルの種をみつけるわけです。その時の直感。那須というイメージと、今後何が伸びていくだろうという直感。チーズケーキは展開がしやすいケーキだと思うのです。全国アンケートで一番売れているケーキはイチゴショートです。チーズケーキはいつも3番であったり4番あったり、いつも5番以内に入っているのです。これは20年間変わっていません。ということは誰もが知っているケーキなのです。意外に付加価値がつけやすい。ショートケーキにくらべたら日持ちもさせやすい。

内山 なるほど、ちゃんとした読みがおありになったわけですね。オーブンは最初から2台入れていただいて、そして裏の工場にもう1台。そして2年前に最初納品した2台が老朽化してきたのと生産が間に合わなくなってきたので、3段窯を4段にかえて生産力をアップされました。バッケンの評価はいかがでしょうか。

手塚 七洋さんの窯を使った理由というのは、できるだけ良い窯を使おうと思い調べたら七洋の窯があり、専務と出会いました。腕が追いつかなくても、いちばん良い窯を使おうと。そして、一生懸命に腕も追いつくぞと。うちのスタッフは菓子製造の経験も少なく、他のオーブンを使っていないので、どれくらいいいのかはわからないと思います。これが普通だと思って作業していると思います。でも、みんな性能はいいのだろうなと思っていますよ。わたしも「どこのオーブンを使っているの?」と聞かれて、「バッケンです。」というと、「へぇ?」みたいな反応をよくされます。これは、バッケンへの信用・信頼だと思います。これは七洋さんが35年間で勝ち取ったものだと思います。信用のある食品会社であれば、疑わないで食べるような、そんな感覚です。 七洋さんがブランドになっているんです。安心で信頼できるオーブンだとおもいます。

内山 ありがとうございます。これからも謙虚に努力いたします。

手塚 七洋のオーブンを使って、私ののようなパティシェでない素人が、どこまでできるかというチャレンジを謙虚にやりたいと思います。決してケーキ屋さんのレベルには到達できない。それを目指したり、競合として意識しない。参考にはするけれど自分のオリジナルの事をやる。できることに限界があることを素直に認めてお手本をまねる。お手本とするものをまねて、そこから勉強したものを工夫し超えていくと。そういう会社づくり、人づくり、物つくりの意識をもとにやっていきたいと思っています。

内山 なるほど、ご成功の秘訣はそこにあるのですね。

手塚 お菓子を作って売る仕事、これは本当にいい仕事です。人は美味しいものを食べている時には腹が立ったりしませんよね。食事もそうですが、特にお菓子は甘くて本当に人を幸せにする。お菓子づくりはよい仕事だとつくづく思います。そして、次々に美味しいお菓子をお客様に提供し続けるお菓子店の皆様を心より尊敬いたします。これからも、いろいろなことを学ばせていただきながら、「那須」のブランドを作り上げていきたいと思います。

材後記

(株)七洋製作所  専務取締役
内山 毅一

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