バッケン・スルーと
バッケン・デポがあるからこそ、
製造できる商品がある!

沖縄県名護市

百年古家 大家(うふやー)

代表取締役社長

比嘉 松栄 様

沖縄県名護市

百年古家 大家(うふやー)

電話 0980-53-0280

100年以上前の明治時代に建築された安里家を修復し、2001年に沖縄そば、琉球料理の店「百年古家 大家(うふやー)」が誕生しました。当時の古民家の趣をそのままに、沢岻家、新城家も移築、復元し、一歩足を踏み入れれば、その独特な雰囲気に圧倒されます。「大家・うふやー」という名称は、中心に位置する安里家の屋号からきており、同じ姓の多い沖縄では、昔から、個人の姓名よりも屋号で呼ばれる事が多く、「うふやー」という屋号は、本家(沖縄で言うムートゥヤー)のような意味を持つ屋号と考えられています。

大家(うふやー)様の現状

名護市の海岸から山間に向かっていく道沿いにナゴパイナップルパークがあり、その約1キロ先にうっかりしていると見逃してしまう細道があります。木目の看板には矢印と共に「大家」の文字があり、看板に従い進んでいくと、車がすれ違うことがギリギリという道のりです。期待を膨らませながら5分ほど進むと、広い駐車場があり、そこには30台以上の車と、観光バスが停車しています。1日1000人以上の集客のうち、多くは観光客で構成されていて、現在では海外(主に韓国、台湾など)の方が非常に増加しております。目的は、築100年以上の古民家で食べることが出来る、沖縄そばや琉球料理です。ランチではそばを中心に、ディナーではアグー豚のしゃぶしゃぶ等が提供されます。
そういった料理を頂ける店舗に向かう際に、入り口として立ち入る建物が「スイーツ工房」です。スイーツ工房の正面には素晴らしいデザインのスルーオーブンが正面に構えております。
商品はお土産商品を中心に、ショーケース内に沖縄の特産である、和尚和三盆や黒糖を活かした「ロールケーキ」や「シュークリーム」等が並んでおります。オーブン前の焼き立てコーナーでは、新商品の「クロッカンバー樹々(ジュジュ)」のアピールが目を引きます。ギフト商品では「黒糖カステラ」、バッケン・デポを導入することで生産が可能になった2種類のクーヘン「福」が観光客の手土産として人気を博しております。

バッケン・デポを導入した厨房

仲村 現在の厨房内での生産体制は主に3人で行っております。その中で、専門的な菓子製造の経験があるのは私だけで、他のスタッフはいわゆる未経験者です。そんな中、菓子の製造をしていくことになった当初は、もちろん不安がありました。
人手不足の中、製造方法で作り上げていったものが、機械によるシステム化です。現在、バッケン・デポでは、シューの絞りはもちろん、クーヘンの製造が多くなっています。
毎日クーヘンを4?6枚製造していく中で、いかに安定した焼きをバッケンで行い、バッケン・デポを稼働させていくかがポイントになりましたが、実働し始めて、その手の不安が解消されていくのを感じました。やってみて分かることが多いなと、改めて思いました。
ちなみにクーヘンは和三盆と黒糖の2種類がありますが、当初は半々ぐらいの人気になるかと思いましたが、現在では和三盆のクーヘンが伸びています。これもやってみて分かったことの一つでした。クーヘンだけでなくバッケン・デポはシュー生地やシート、マカロンなどクーヘン以外の生地へも柔軟に対応しながら、「バッケン」との絶妙な組み合わせで焼いてくれます。
これからさらに新商品と絡めてバッケンとバッケン・デポを活用していく予定です。前工程と焼成には悩みがありませんので、生産性をもっと高めていきます。これまで以上に、作り手と販売員の気持ちを一つにし、商品を作り上げていきます。

材後記

沖縄の歴史を、五感全てで感じさせて頂ける大家(うふやー)様。一度でも伺うと記憶に深く刻まれます。 そこで味わったものは、決して忘れることは無いだろうと思います。訪れていた観光客の皆さんの笑顔が、今後の大家様のご発展の未来を表していることを感じずにはいられませんでした。 この度は突然の取材にもかかわらず、快くお引き受けして頂き、有難うございました。

(株)七洋製作所 大阪支店 営業主任
西 拓也

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